行政書士開業準備中~現在編9

①出願者、29379人。受験者、24049人

②出願者、27450人。受験者、22494人

③出願者、17668人。受験者、14853人

 

①は私が、司法書士試験を受験して初めて択一試験の基準を超えた平成24年。

②は私が、試験から逃亡した平成25年。

③は平成30年データ。

平成20年前後から、ロースクール(法科大学院)の影響により司法試験を受験していた人達のかなりの人数が、司法書士試験に流れました。

(行政書士はレベルが違いすぎるので、比較対照とはしていません。) 

結局、今まで凌ぎを削ってきた人たちとの戦いが、司法試験から司法書士に移っただけのようでした。

それにしても凄い減りようです。合格率は2%後半ですから、毎年900人程度。

新規参入を考えればこんなに減るはずはないのですが、、、、

理由は明白、登記の仕事の減少が顕著な事と、債務整理の先細りです。

そんな情報はすぐ出回ります。新規参入する人はごく僅かです。

 

ある法務局の職員は司法書士に向けて言います。

登記申請が少ない事から、予算がつかず職員の数が減っています。先生方頑張ってください。

ある司法書士の会長は言います。

AIによる影響は待ったなし、ここからは生き残りをかけた戦いです。登記以外に目を向けて頑張って下さい。

平成29年の合格者の平均年齢は37歳です。あくまで平均ですからね。

 

法務省の皆様、司法書士の行きつく先は分かっているはずです。

受験している人の大多数もわかっているんですよ。

納得して受けている方は別ですが、でも大多数はこの試験から足を洗えないんではないですか。

何とかしてほしいなんて、おこがましい事は言えません。

でもそろそろ、何かを決断する後押しをしてあげてもよいのではないですか。

自己責任で片づけるのは簡単です。

でも見てますよね。毎年7月の最初の日曜日、試験会場で必死になって試験を受けている受験生の姿を。

自己責任で片づけるのは、ちょっと、優しくないですよ。。。。

 

もっとも、私が一時期身を置いて生活の糧にした、資格試験のスクールにも言える事かもしれません。

煽って瘢って、とことん煽って

 

それなら、広い意味で、私も同罪か。。。。