行政書士開業準備中~英文契約書編19

前回の続きですが、英文契約書の条項を読み解くには、そこで使用されている用語になじむ必要があります。

 

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前回ご説明したshall will may は通常とは違う使われ方をされます。

実はこういった、一般的な語句が通常とは異なる意味で使われる単語が、英文契約書には結構多いです。

そこで今日は、幾つか単語テスト形式でご紹介したいと思います。

実は、この英文契約書編には、英検1級、Toeic900超えの猛者の方々がおりますので、そういった方々にも耐えうるブログにしてみたいと密かに思っています(笑)

因みに単語は通常の意味では初級レベルです。

①action ②avoid ③bench ④damages ⑤find ⑥hand ⑦hear ⑧hearing

⑨hold ⑩issue

あまり多く出しても疲れるだけですので、とりあえず今日は10問程度です。

ここら辺りがぱっと答えられたら、どの翻訳会社や法務部から引っ張りだこになること請け合いです。

如何でしょうか。。。

 

では答え合わせ。①行動、、、じゃないですよ。でも行動はヒントになります。法律上行動を起こすと言えば、、、

訴え、訴訟です。litigation、lawsuit、caseなどもそうですね。

 

②はどうでしょう。かなりの方が動名詞を思い浮かべたかと思います。

残念~。

①取り消す、無効にするという意味になります。避けるという意味から来たんでしょうかね。実は、某法律英語辞典では、②撤回という意味も載せています。

ここは細かい話ですので、スルーして頂いて結構ですが、この①と②は民法では違うニュアンスではなかったでしょうか。 

さらに①の取り消し、無効も正確に言えば違うんじゃないかなという気がします。

ご興味がある方は是非お調べ下さい。(ついでに私にご教示して頂けますと、大変助かります)

将来効や、遡及効、といった意味が分かっていると逆に訳すときに迷いが生じるところです。

③以降は次回ご説明します。

余力のある方は③以降是非チャレンジしてみて下さい。