行政書士開業準備中~現在編20
問題です。私は、彼女(彼氏、妻、夫)に一生ときめいていられるというのは果たして可能でしょうか。
脳内物質の一つにPEA(フェニルエチルアミン)があります。
簡単に言えば、人を好きになる恋愛物質の一つです。
この女性(男性)良いな、もっと話したいな、、、そしてある特定の人の事を考えるようになったとします。
その人と目が合うだけで嬉しくなる、四六時中その人の事を考える、その人が別の異性と話しているとイライラしてくる。
俗にいう恋に落ちるです。
そんな時は、このPEAが大量に出ている状態です。
この手の話に詳しい方、好きな方は結構多いと思います。
確かに突き詰めると面白いです。
では、このPEA、どの様な時に出るのでしょうか。
ヘレン・フィッシャー教授という方が述べています。
私はこの方の本を直接読んでいないので、伝聞になってしまいますが、
①新鮮で魅力的のもの
②もう少しで自分の手にはいりそうなもの
③自分から離れていくもの
です。
①、②に関しては子供のおもちゃの例を考えると、納得できます。
最初は楽しく遊んでいても、いずれ飽きてしまう事が多いでしょう。
新鮮でも魅力もなく、自分の手に入っている状態です。
③に関しては、別れ話のこじれた事例を考えると納得できます。
前々回に、恋愛を上手くする力、破滅させる力、選択してはいけない行動に導く力と書きましたが、それらはこのPEAの存在が原因の一つでしょう。
先の別れ話の話を例に取ります。
女性から男性に別れを切り出したとしましょう。
女性の頭の中は、別れた後の青写真を描いています。
でも男性の頭の中はパニックです。
男は弱いんです。未練たらたらなんです。これは、恥ずかしながら私も経験あります。
何とか別れたくないと縋り付くわけです。
これは、男性から見るとまさに③の状態です。自分のものだと思っていたものが(これは錯覚なのですが)自分の元から離れていってしまいます。
何とか避けたいわけです。
でもこれは女性から見た男性は、新鮮でもなく、魅力もなく、完全に自分のものになっている状態です。
男性が追えば追うほど、女性は逃げます。
ここからは、ちょっと脱線になります。
では男性がこの状況を打破する方法があるでしょうか。
女性が別れると決めたら、男性は過去の存在です。
女性は強いんですよ。。。本当に。
なので可能性は低いですが、もしあるとすれば、状況を逆にするしかないでしょう。
つまり男性から別れを切り出した状態にします。
女性から別れを切り出された男性は女性にこう言います。
〇〇さん、僕と別れたいんだね、分かったよ。
今まで本当にありがとう。
〇〇さんのおかげで、僕は凄く成長できた、感謝してる。
じゃ、連絡先も消した方が良いね。今、目の前で消すよ。
(彼女の前でササッと消します)
ここは、僕が払うよ。
〇〇さんの今後を陰ながら応援してるよ。
今までありがとう、さよなら。
と言って振り向かずに半べそかきながら帰るわけです。
女性から見た③の状態にします。さらに、女性に振られたの私かしら、、、と錯覚させます。
この別れ際をいかに綺麗にするか、復縁の可能性は、この1点にかかっています。
さて脱線と書いた以上本線はあります。
前回、人を失う経験は早くすべきと書きました。
ここからは、私の勝手な推測ですが、この経験が遅くなればなるほど、危険な状態になる可能性が高いと考えています。
感の良いは気づかれたかもしれません。
ストーカーです。
頭の中で、別れが現実として認識できないのではないでしょうか。
人を失う経験がない(少ない)状態で、PEAが大量に分泌されています。
そして、執着して、相手にすがりつき自分を制御できなくなっていくわけです。
最初の問いです。
PEAの放出期間は3~4年です。
このPEAの主成分は覚せい剤とほぼ同じです。
つまり脳からストップが出ます。
要するにPEAが出続けるという事は、覚せい剤を打ち続ける事と同義です。
それ以上は危険だと、脳が判断してくれるわけです。
先の答えを意地悪くいうと、その人が廃人に行きつくならば、一生ときめいていられるという答えも合ってるのでしょう。
覚せい剤に手を出してしまった末路を考えれば、想像するのは容易いことです。
勿論これで終わりだと後味が悪いです。
このPEAという、強力な作用が効いている間に、相手に多くの愛情を注いでいれば、オキシトシンという愛情ホルモンが出ます。
ときめきの後に残るのは、愛情に裏打ちされた信頼関係になるわけです。