行政書士開業準備中~現在編23
今日は、一文字の、違い・有無で、意味、ニュアンスが変わる事例を3つご紹介します。
フフンって感じでお読み頂けたらと思います。
先ずは、竹内まりやさんの曲の一つ「駅」という歌詞の一節です。
御存じの方は、是非頭の中で思い浮かべて下さい。
最後の方に、こんなフレーズがあります。
今になってあなたの気持ち~
初めてわかるの痛いほど~
私だけ愛してたことも~
黒文字の箇所ですが、ここだけを読むと、2通り解釈できてしまいます。
①私だけが貴方の事を愛していた。
つまり、相手方の男性は、主人公の女性の事をそれ程でもなかったという事ですね。
女性にとっては残念なパターンです
②私だけを貴方が愛していた。
これは、相手方の男性が、主人公つまり私の事だけを愛していたという事ですね。
歌の歌詞ですので、この箇所だけでなく全て読む必要があります。
ここで最初に戻ります。
こういう歌詞です。
見覚えのあ~る レインコート~
黄昏の駅で~ 胸が震えた~
はやい足取~り まぎれもなく~
昔愛してた~ あの人なの~ね
日本語は、英語と違い主語が無い場合が多々あります。
ここの主語は言うまでもなく私でしょう。
主語:(私)
動詞:愛してた
目的語:あの人
これでどうでしょうか。
I loved youです。
この流れで行くと、②が有力かなと感じます。
(意味を考えず、言葉尻だけをとらえると①です)
ちょっと想像してみます。
この主人公の私ですが、相手方の男性を色々疑ったのではないでしょうか。(疑うとは、勿論女性関係ですよ)
男性からすると、冗談じゃないよ、好きなのは君だけだよ。
何とか、男性が誤解を解こうと頑張ったわけです。
一旦は、2人の関係は持ち直したものの、主人公の女性がまた疑ってしまいました。
男性からすると、そんなに疑うんなら、もう2人の関係は終わりにしよう、となるわけです。
これをきっかけに2人の関係が悪化していき、悲しい別れを迎えました。
ところが、後になって男性の疑念を抱く行動が、誤解と分かったわけです。
覆水盆に返らずです。
ここで①を振り返ります。
私だけが貴方の事を愛していた。
これは、単なる片思い、男性からすると遊びというニュアンスが読み取れます。
②です。
私だけを貴方が愛していた。
ここを、深く解釈しました。
お互い両想いです。
先程書いたように、女性が疑った事から別れに繋がったわけです。
ただ、後になって誤解だとわかりました。
そこでこのフレーズ、私だけを貴方が愛していた。
他の女性の事は、単なる誤解、貴方は私だけを愛してくれていたのに、何で疑っちゃたのな~という思いがこのフレーズに凝縮されていると解釈しました。
どうでしょうか。。。結構自信あるんですが(笑)
この手の話題は、皆様色々思いがあるでしょうから、ご意見、ご感想お待ちしております。
今日は3つ、さらっと書こうとしたのですが、あまりに歌詞の解釈が長くなってしまいました。
残り2つは、次回書きます。
因みに残り2つの内の1つが法令用語で、これが本命だったのですが、本命を書けないなんて、文章構成が下手すぎます(>_<)