行政書士開業準備中~墓じまい編1
墓じまいのトラブルが増えています。
その前提ですが、墓じまいって何でしょう。
知り合いに尋ねたところ、永代供養の事でしょ、という摩訶不思議な答えが返ってきたので、いっちょ書いてみようかと思いました。
お墓に関する用語というのは、頻繁に使われるわけではありません。
分かりづらいのはやむを得ません。
勿論、墓じまいと永代供養は違います。
お寺や、霊園が遺骨を預かり、供養や管理を行う事が永代供養です。
お墓が遠いから、お金払うので後はよろしくってイメージです。
似た用語に永代使用というのがあります。
これは、お墓の土地を永代にわたって使用する事です。
さて墓じまいですが、これは、①お墓を撤去し、②中の遺骨を新しいお墓に移す事です。
因みにこの墓じまいという用語は造語です。
墓地、埋葬等に関する法律2条3項の改葬という言葉が主に使われていましたが、世間一般の流れに従い、墓じまいという言葉を使います。
付記しますが、墓じまいは①の事だけを意味し、①+②で改葬が適切かとは思います。
さて、墓じまいに関するトラブルですが主に3つあります。
①菩提寺から多額の離檀料を請求される(若干マスコミの煽りもある気がします)
②石材店にかかる費用が多額(あいみつ取れば良い話かと)
③親族間のトラブル(これは、相続特有の感情が絡むので面倒くさい)
以上の3つが主です。
この①~③を理解するには、墓じまいの行政手続き(←これが行政書士の飯のタネです。)を理解する必要があります。
まず①の菩提寺、離檀料とはなんでしょうか。
よく菩提を弔うとか言いますよね。
菩提寺とは、先祖代々のお墓があるところです。
離檀料ですが、離檀がお寺にあるお墓を移転・撤去して檀家を離れることなので、離檀料とはその為の料金です。
ただし、法的な根拠はありません。
そもそも条文上に、こんな用語はありません。
では払う必要はないのかですが、個人的にはないと思います。。。
ここは、慣習とかしがらみ、今までお世話になった事などから、払う必要はないけど、手続きの事を考え、相場通り払う事が無難、と何とも歯切れの悪い答えになります。(-_-;)
ここから話は飛んで、墓じまいをするには、どのような手続きになるのかを次回書きます。
ちなみに、明言を一つ。
墓じまいを終えた妻からよく出るフレーズ、これで夫の実家の墓に入らずにすむ、、、だそうです。
追伸、ブログをまわっていて気付きました。
私の姉御三姉妹のお一人Pちゃん (id:hukunekox) が今日誕生日です。
お誕生日おめでとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
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