行政書士開業準備中~墓じまい編2
墓じまいシリーズ第2回目です。
前回の記事でも書きましたが、墓じまいトラブルは、
離檀料、石材店の料金、親族関係が圧倒的に多いです。
特に、離檀料に関しては墓じまい自体が出来なくなるくらい、影響が大きいものです。
正しい知識をもって、正しい段取りを行えば、防ぐことができる場合が大半です。
実は今朝、知り合いの方と墓じまいの話をしました。
その方の知り合いが、神奈川県の由緒正しき〇〇〇から600万の離檀料を請求されたという事です。
前回、マスメディアの煽りもある等と書いてしまいましたが、申し訳ありませんでした。
しっかりと、現在進行形でこの問題はあります。
行政書士は直接交渉はできませんが、幾つか手はありますので取り組んでみたいと思っています。
菩提寺側から考えてみましょう。
意識としては、先祖代々の墓を守り続けているという思いが強いです。
更にお寺もお布施なしでは立ち行かなくなります。
檀家にやめてほしくないという意識も当然あるでしょう。
そんな中、話し合いもなく、いきなりやめますと言ってきたとき、人間なので感情的になる事も想像できます。
離檀料は法的な根拠もないですので、ドライに対応するのも一つの考え方で否定はしません。
ただ、今までお世話になってきた事を考えるなら、事前に事情を説明したうえで、折を見て墓じまいをしたいというのが、進め方として良いのかなと思います。
親戚とのトラブルですが、割と年配の方は、墓じまい自体を否定的に捉える方が多い傾向にあります。
これもよーくわかります。
私も勉強不足で知らなかったのですが、昔は相続で家長制度がとられていました。
長男が家を継ぎ、家を守る、そしてお墓を守る。(私、この意識が希薄でいつも怒られるのですが、、、)
この意識が強ければ強いほど、家族の繋がりであり、その象徴であるお墓は守りたい。
墓じまいなんて、もってのほか、罰当たりも甚だしい。
と考える方もいらっしゃいます。
高齢な方になればなるほど、墓じまいという言葉自体に拒否反応を示す方もおります。
しっかり事情を話して納得していただくか、ある程度根回ししたら、決断するしかないでしょう。
最後に、石材店ですが、ちょいちょい吹っ掛けてきます。
お墓の撤去には、1平米7~10万が相場です。
これを頭に入れて相見積もりを取る事が原則です。
管理者から石材店の指定がある場合も同じです。
指定の石材店からの見積もりが極端に高いのであれば、他の石材店から見積もりを取り、それを管理者に示す。
それでもトラブルようであれば、弁護士でも良いですが、墓じまいの代行になれた行政書士を使うのも手かと思います。
少ないと思いますが、います。
特に京都方面には優秀な方が多くいらっしゃいます。
因みに、墓じまいの行政手続き、慣れないとちょっと面倒ですよ。